開発計画に際しては、
一般公募による公開入札での受注業者の選定が予定されていたが
入札業者が一件のみであったため、そのままその業者に決定した。
予算がつかず、余剰金にのみ頼っているこの計画に
大手業者が旨みを感じるはずはなく、
そのために結局は地元の零細業者が請け負うこととなり
いってみれば地元が“貧乏くじ”を引かされた格好となった。
建設業者には確かに旨みのない話ではあるが、
予算のつかない事業であるからこそ、
地域住民は意味不明な年度末の工事に悩まされることはなく、
また族議員の利益誘導、省庁間での既得権益争奪戦という、
消化の悪い餅を食べさせられたような不快な思いも
させられずに済むのである。
次回に続く。