大型連休最終日、町では総動員で一斉清掃が行われた。道路は町の放水車が町をくまなく回って水をまき、各家庭で用意されたデッキブラシでゴシゴシと洗い流され、公園などは草むしりを行い表面部分の土壌が取り除れた。「他の地域ではこのような掃除によって半分以上の放射線量を減らすことができたという実績もあります。絵空事ではない厳しい現実を具体的な行動で排除していく。今の我々に課せられた義務ではないかと感じてます。」ボランティアの実行委員の青年は元気に答えてくれた。また回収された雑草及び土等は東京電力にすべて引き取りを依頼し、福島原発敷地内に一端保管するという確約を取った。
次回に続く。